ホテルのほかに、31階の部屋という選択肢

画面を閉じる前に。
ホテルから探している方へ、先にお伝えしておくこと

ハワイの宿は、ホテルから探すもの。そう思って、いまも旅行サイトの画面を開いている方に、この手紙を書いています。
家族や夫婦で、ワイキキに数日泊まる旅を考えている方です。航空券の目星はついた。宿も、ホテルの中から三つほどに絞った。ただ、絞る途中で、「バケーションレンタル」という言葉を何度か目にした。気にはなった。けれど、使ったことがないから、開かないまま、ホテルの画面に戻った。そういう方です。
戻ったことは、間違いではありません。ホテルには、フロントがあり、困ったときに人がいて、迷わずに選べる良さがあります。私は、ホテルをやめてもらうために、この手紙を書いているのではありません。ホテルの画面に戻る前に、もう少しだけ、お付き合いください。
ただ、戻る前に、一度だけ確かめておけることがあります。「使ったことがない」という気持ちの中には、たいてい、三つの心配が隠れています。写真は良く見えるけれど、実物は違うのではないか。スタジオで4名と聞くと、狭くて窮屈なのではないか。ワイキキのど真ん中は、夜、うるさいのではないか。
この手紙では、その三つを順に確かめていきます。題材は、ワイキキのパシフィックモナークという建物の31階にある、3108号室です。私がオーナーとして、自分でも泊まってきた部屋です。読み終えたとき、ホテルを選ぶ方は、そのままホテルを選んでかまいません。ただ、宿を選ぶ物差しは、一本増えているはずです。
私がこの部屋を知ったのは、2018年のことです。ハワイではなく、日本でした。
子供が産まれることになり、息子のために、日本だけでなく海外にも会社を持とうと考えていました。日本では、アパートなどを、住む人に貸す、普通の賃貸の仕事をしていました。その延長で、ハワイでは、旅行者に貸すバケーションレンタルを始められないか。そう思って、海外の物件を扱う紹介業者に相談しました。
会って話したのは、その業者の日本の担当の方と、現地ハワイにいる日本人スタッフの方です。物件は、この二人を通じて紹介してもらいました。日本語で相談できる相手が、日本と現地の両方にいました。おかげで、困ったことは、あまりありませんでした。
紹介されたのが、パシフィックモナークの高層階の一室でした。めったに売りに出ない部屋でした。ビーチから近い。そして、景色がいい。景色を知ったとき、「これだ」と思いました。
これが、いまの3108号室です。高さと、ビーチまでの近さと、景色。買うと決めた理由は、その三つでした。これから旅行者に貸すつもりだった私が、まず、自分の目で選んだ部屋だったのです。
海外にも会社を持つ。息子のために、日本の外にも、仕事の足場をつくる。その最初の一歩が、この一室でした。ワイキキの高層階に、自分の部屋を持つことになったのです。
この「もう一つの宿」が、ごく一部の人だけのものなのかどうか。州の統計で確かめておきます。
ハワイ州経済開発観光局(DBEDT)は、バケーションレンタルの報告書を、毎月公表しています。2026年2月の報告書には、Airbnb、Booking.com、Vrbo、TripAdvisorに掲載されたバケーションレンタルのうち、33,951戸、ベッドルーム数にして59,817室分のデータが含まれています。ホテルと、タイムシェア(共有所有)の施設は、別の統計に分けられていて、この数には入っていません。ホテルとは別に、これだけの数の宿が、統計を取られる規模で存在している、ということです。
オアフ島だけを見ても、2026年2月の1か月に、バケーションレンタルは、部屋・泊の単位で198,600が提供され、そのうち119,700が利用されました。稼働率は60.3%です。同じ月、オアフ島のホテルの稼働率は78.9%でした。ホテルのほうが、稼働率が高い。それも本当のことです。ただ、ひと月に延べ12万泊近くが、ホテルではない部屋で過ごされている、ということも、同じ報告書の数字から分かります。
この数字は、バケーションレンタルが「良い」という証明ではありません。使ったことがないのは、あなただけではない。けれど、使っている人は、確かにいる。その確認です。そのうえで、この手紙は、無数にあるバケーションレンタルのうち、たった一つの部屋を題材にします。
- 「バケーションレンタル」の文字を見て、ページを閉じたことはありませんか。閉じた理由は、嫌だったからではなく、分からなかったから、ということが多いものです。何が分からないのかを、この手紙は、先に三つの心配として言葉にしました。言葉になれば、確かめる場所が見つかります。その場所を、一つずつ、順に案内していきます。
- 家族で行くのか、夫婦で行くのか。それだけで、宿に求めるものは変わるのではないでしょうか。この手紙が向いているのは、ホテルを検討したうえで、バケーションレンタルも気になっている方です。すでにホテルに決めている方に、乗り換えをお願いする手紙ではありません。ただ、決める前に、読んでおく価値はあると考えています。
- ホテルと、バケーションレンタルは、何が違うのでしょうか。州の報告書は、バケーションレンタルを、貸し家、コンドミニアムの一室、民家の個室などとして定義しています。3108は、その中の、コンドミニアムの一室にあたります。Ali’i の建物ページによると、建物にはフロントに人が常駐しているので、一軒家をまるごと借りる形とは、少し違います。
- 統計の数字は、どこまで全体を映しているのでしょうか。報告書によれば、データ提供元の予約システムが押さえているのは、ハワイ州の推定物件数の約32.1%、ホノルル郡では約37.7%です。全部を数えた数字ではありません。この手紙で引いた数字も、その範囲のものです。数字の限界も、先にお伝えしておきます。あくまで、目安として、読んでください。
- 2026年2月の1か月だけで、判断してよいのでしょうか。私が引いたのは、その月の報告書です。報告書は毎月出ていて、月によって数字は動きます。1か月の数字で、すべてを言い切ることはできません。この手紙は、宿がホテルだけではないことを示す材料として、その月の数字を使いました。ほかの月の数字は、州の報告書のページで読めます。
- ホテルの稼働率が、バケーションレンタルより高いのは、なぜでしょうか。2026年2月のオアフ島で、ホテルは78.9%、バケーションレンタルは60.3%でした。報告書は、バケーションレンタルの部屋は、一年中、毎日使えるとは限らない、と注記しています。稼働率の差だけで、人気の差だと決めつけないでください。ホテルが、多くの方に選ばれていることを、私は否定しません。
- ホテルの一室と、バケーションレンタルの一室は、同じ「1室」でしょうか。報告書は、バケーションレンタルには、ホテルの客室より大人数が泊まれる部屋が多い、と注記しています。同じ「1室」でも、泊まれる人数が違います。だから、この手紙では、料金を並べるときに、人数の条件を必ず書きます。条件の違う数字は、並べても、比べたことにならないからです。
- 「もう一つの宿」を知ることは、ホテルを選ぶ妨げになるでしょうか。私は、ならないと考えています。知ったうえでホテルを選ぶ旅は、知らないまま選んだ旅より、納得して出発できるはずです。ホテルに決めている方も、その判断を確かめ直すつもりで、最後まで読んでください。読み終えて、ホテルのままなら、それも一つの答えです。
- どうして、ハワイ中のバケーションレンタルではなく、一つの部屋の話なのでしょうか。私に語れるのは、自分が持ち、自分で泊まってきた部屋だけだからです。ほかの部屋の良し悪しは、私には分かりません。だから、この手紙は、3108号室の話に絞りました。範囲を絞った分、言えることは、責任を持って書きます。分からないことは、分からないと書きます。
- この手紙には、良いことしか書かれていないのでしょうか。そうは書きません。建物の古さ、汚れていた水回り、街の音のこと、泊まった方の3点の声まで、書きます。良いところだけを並べた手紙は、読み手の疑いを、かえって深めるからです。疑いを、正面から受け止める手紙にしたいと、私は考えています。疑ったまま、読み進めていただいて、かまいません。
- ワイキキのパシフィックモナークとは、どんな建物なのでしょうか。クヒオ通りとウルニウ通りの角にある、32階建ての建物です(物件情報では216戸)。Ali’i の建物ページによると、フロントに人が常駐し、エレベーターは3基あります。公式系の掲載では、1階に、おにぎりやプレートランチを出すカフェが入っています。ビーチまでは、約2ブロックです。住所は、あとの箇所で書きます。
- 宿泊の日程は、決まっているでしょうか。まだ決まっていなくても、かまいません。この手紙に出てくる料金は、3つの日程のものだけです。ご自身の日程が決まったら、その日程で、予約ページに入れてみてください。日程が決まってから読み返す手紙として、手元に残していただいても、かまいません。ページの入り口は、この手紙の最後に、置いてあります。
では、いちばん最初の心配から。写真と実物は、本当に同じなのでしょうか。
その心配は、間違っていません

写真は、良く見える。だから、疑う。その感覚は、まっとうです。
宿の写真は、いちばん良い角度と、いちばん良い光で撮られているのだろう。そう考えるのは、自然なことです。ホテルの写真も同じですが、ホテルには、名前の知られた看板があります。個人が出している部屋には、それが見当たらない。「写真通りかどうか」は、画面の中からは確かめようがない。予約のボタンの上で、指が止まるのは、そのためではないでしょうか。
スタジオ、4名、という表記にも、同じことが起きます。間取りを見ても、荷物を広げたあとの部屋が想像できない。クイーンベッドが1台、ソファベッドが1台。大人が2人いて、子供が2人いて、スーツケースが4つ。歩く場所は残るのか。想像しようとするほど、手が止まります。
夜のことも、頭をよぎります。ワイキキのど真ん中。通りには、夜遅くまで人がいる。窓を閉めて眠れるのか、耳栓が要るのか。せっかくの旅で、寝不足のまま朝を迎えたくはありません。
そして、何かあったときに、誰に聞けばいいのか。ホテルなら、フロントに降りればいい。それが見当たらない宿は、少し心細く感じます。
どれも、確かめる前に決めてしまうには、大きな心配です。だから、候補から外れます。口コミを読んでも、心配が消えるとは限りません。良いことしか書いていないのではないか、と思えてくるからです。外れる理由は、判断力の不足ではなく、確かめる手立てが、手元にないことだと、私は思っています。
私にも、確かめる手立てが無かった時期があります。
2018年、日本で紹介業者を通して物件を選び、購入したあと、はじめて、自分ひとりで、この部屋に泊まりました。ワイキキの31階です。建物は古く、部屋は汚れていました。特に、水回りです。自分が泊まりたい部屋ではない、と感じました。
ところが、そのとき、窓の外を見ました。一面の窓の向こうに、海と、ダイヤモンドヘッドが見えたのです。部屋は汚かった。けれど、景色は最高だ。汚れと景色が、同じ部屋の中に、同時にありました。
写真に映るのは、景色のほうです。水回りの汚れは、宿の写真に、いちばん映したくない部分です。実物を知らずに決めることの難しさが、この部屋の中に、そのまま詰まっていました。
このとき私が知ったのは、泊まってみないと、良いところも悪いところも、両方は分からない、ということです。水回りの古さや汚れは、泊まって、あらためてはっきり分かりました。景色の良さも、泊まって、はっきり分かりました。
だから、写真を疑う方の気持ちは、私にはよく分かります。写真に映らないものが、部屋にはあります。良い面も、悪い面も。私は、その両方を、自分の目で見た人間です。良いことだけをお伝えするつもりは、ありません。
泊まった方は、どう見たのか。Ali’i Beach Rentals の3108のページには、2019年1月から2025年5月まで、30件前後の宿泊者の声が載っています。ほとんどが5点満点です。以下は、私が言い換えてまとめたもので、原文は、ページで読めます。
写真との違いについては、「写真より、実物のほうが良かった」という声が、2019年から2025年まで、繰り返し出てきます。ベッドから海とダイヤモンドヘッドが見えることを挙げる方が多く、清潔さについての声もあります。
一方で、良いことばかりではありません。2019年には、冷凍庫に霜がつくこと、IH対応の鍋がないこと、バルコニーの引き戸が外れて開かなくなったことが書かれています。管理会社は、鍋を追加し、引き戸を点検すると答えています。2021年5月には、3点をつけた方が、部屋と建物が古いこと、シャワーヘッドやトイレの不具合、夜に下から大声が聞こえたことを書いています。
建物については、公開されている物件情報で、1980年の竣工とされています。古い建物であることは、事実です。
さらに、泊まった方が自分で撮影した動画も、公開されています。「めめたと。」さんの、パシフィックモナークの宿泊記の番外編です。4泊6日の旅で、屋上プールや部屋、31階のバルコニーからの眺めが映っていて、部屋の扉には、「3108」の番号札が見えます。めめたと。さんの動画
- 写真は、何枚見れば安心できるのでしょうか。枚数を増やしても、映らないものは映りません。私の部屋で言えば、購入後にはじめて泊まったとき、いちばん気になったのは、写真の主役ではない、水回りの古さと汚れでした。だから私は、写真の枚数より、泊まった方の声が大切だと考えています。その声は、言い換えて、あとで紹介します。
- 「4名まで」とあるのは、大人4人のことでしょうか、大人2人と子供2人のことでしょうか。表記だけでは、分かりません。私が泊まったのは、一人のときと、家族3人のときです。4人で泊まった経験は、私にはありません。だから、広さについては、私が語るのを控え、4人家族が泊まった方の声を、あとで紹介します。広さの感じ方は、人によって違うからです。
- スタジオとは、どんな間取りのことなのでしょうか。寝室と居間が分かれていない、ひとつながりの部屋のことです。3108の寝具は、掲載によれば、クイーンベッドが1台と、ソファベッドが1台です。荷物を広げる場所や、寝る位置を、旅の前に、頭の中で置いてみてください。想像で決めきれないときは、泊まった方の声を、先にお読みください。
- 夜のことを心配するのは、神経質でしょうか。いいえ。旅先の眠りは、翌日の一日に響く、と私は思います。だから、この部屋の音について、私は、「サイレンなどは聞こえるが、街で騒ぐ人の声は気にならなかった」までしか、お伝えしません。それ以上は、私の実感の外です。泊まった方の声も、良い声と、そうでない声を、どちらも紹介します。
- 「ワイキキのど真ん中」という言葉から、何を想像するでしょうか。深夜まで人通りのある、賑やかな通りかもしれません。実際、この部屋は、もともと賑やかな場所にあります。賑やかな場所を避けたい方もいれば、便利だと感じる方もいます。どちらの気持ちも、間違っていません。あなたは、どちらでしょうか。旅の優先順位を、先に決めてください。
- 建物の古さは、どのくらい気にするべきでしょうか。公開されている物件情報では、1980年の竣工です。古い建物であることは、事実です。私の部屋は、購入後に全面改装をしましたが、建物そのものを新しくすることは、できません。古さが気になる方は、外観や共用部の写真も、探して見てください。判断は、あなたの目で、お願いします。
- 泊まった方の点数は、いくつだったのでしょうか。Ali’i のページに載る30件前後の声は、ほとんどが5点満点です。ただ、2021年5月には、3点の声がありました。理由は、建物の古さ、シャワーヘッドやトイレの不具合、夜の大声でした。点数だけでなく、理由を読んでみてください。良い声より、そうでない声のほうが、判断の材料になることがあります。
- 「写真と実物と、どちらが良かったか」を、どう確かめればよいのでしょうか。泊まった方が、自分で撮った動画は、良い手がかりになります。YouTubeの「めめたと。」さんの動画には、部屋の扉の「3108」の番号札が映っています。私が撮った映像ではない、というところが大切です。編集された私の言葉より、他人の目を、先にご覧ください。
- 口コミの「5点」を、疑う気持ちは、間違っているでしょうか。いいえ。だから、私は、口コミを、点数ではなく、内容で紹介します。内容には、良いことも、そうでないことも含まれます。原文は、Ali’i のページで読めます。私の言い換えが、原文と違っていないかを、あなたの目で、確かめてください。確かめられることが、信用の土台になると、考えています。
- 「オーナーは、現地にいないのでは」という点は、どうでしょうか。私は、ハワイに通う側の人間で、常に現地にいるわけではありません。ただ、コロナの時期を除いて、これまでに10回以上、この部屋に泊まっています。日々の管理は、現地の Ali’i Beach Rentals が担っています。私が、遠くから、全部を見ている形ではありません。
- 「泊まってみないと分からない」というのは、無責任でしょうか。私は、そう思っていません。泊まる前に確かめられるものと、泊まってからしか分からないものが、あります。前者は、この手紙で、できるだけお伝えします。後者は、泊まった方の声と、私の体験で、近づけます。それでも残るものは、残ると、正直に書きます。その部分は、あなたの判断に、お任せします。
次は、「宿とはホテルのこと」という常識を、少しだけほどいてみます。
「宿はホテル」という常識は、なぜ生まれたのか

宿は、ホテルから探す。これは、ごく自然な流れです。
そう思われてきた理由は、はっきりしています。ホテルは、旅行サイトでも探しやすく、フロントがあり、困ったときに人がいます。初めての土地で、宿選びに時間をかけられない旅行者にとって、これほど分かりやすい選び方はありません。「宿はホテル」という常識は、その分かりやすさが、長い時間をかけて育てたものだと、私は思います。
ただ、この常識には、一つだけ、見えにくい前提があります。宿とは「寝る場所」である、という前提です。ホテルの部屋は、眠り、着替え、荷物を置く場所として、とてもよくできています。食事は、外でする。朝も、昼も、夜も。それが、ホテルの旅の、当たり前の形だと、私は思います。
もし、宿を「寝る場所」ではなく、「一日の過ごし方を決める場所」として見たら、どうなるでしょうか。朝、部屋でコーヒーを淹れるのか、外で買うのか。夜、店に入るのか、買ってきたものを部屋で食べるのか。窓の外に、何が見えるのか。これらは、宿の選び方で、決まってきます。
ホテルを選ぶことが、悪いのではありません。宿の選び方が、ひとつに決まっていることが、ほかの選択肢を見えにくくしているのです。ホテルか、バケーションレンタルか、という二択でもありません。旅の一日を、どう過ごしたいか。その問いに近いほうを、選べばいい。私は、そう考えるようになりました。きっかけは、ワイキキで長く滞在したときの、食事でした。
2018年、改装工事の確認や、ほかの物件の調査のために、私は、ワイキキで長く滞在することがありました。工事は、その年の夏前から11月まで、続いていました。1泊や2泊では終わらない、長い滞在でした。
最初は、食事を外で済ませていました。ワイキキの外食は、一皿の値段が、安くありません。しかも、席に着いて食べれば、チップが要ります。食事が続くほど、外食費は、目に見えて膨らんでいきました。滞在が長くなると、食事は、毎日、3回ずつやってきます。旅の楽しみとして数えていた外食が、だんだん、毎日の出費として重くなっていきました。
そこで、食べ方を変えました。持ち帰りにすれば、チップは要りません。さらに、ドン・キホーテで肉を買ってきて、部屋のミニキッチンで焼いてみました。これが、意外なほど、使えたのです。外食に比べて、とても経済的でした。
窓の外に海が見える部屋で、自分で焼いた肉を食べる。買い物に出て、部屋に戻り、焼いて、食べる。ワイキキの真ん中にいながら、その一日の流れを、自分で決めていました。
この気づきを、私は、ブログにまとめました。「コロ吉大家の隠れ家」という、私のブログです。テイクアウトの店、ハッピーアワーの店、ABCストアのデリ。ワイキキで、出費を抑えて食べる方法を、書き続けてきました。
ここで、州の報告書に戻ります。DBEDTの2026年2月の報告書は、バケーションレンタルを、貸し家、コンドミニアムの一室、民家の個室などの利用として定義したうえで、こう注記しています。バケーションレンタルの部屋は、ホテルと違って、一年中、毎日使えるとは限らないこと。そして、ホテルの客室より、大人数が泊まれる部屋が多いこと。宿の作りそのものが、ホテルと違うのだと、統計を取る側が、書いています。
もう一つ。同じ報告書は、バケーションレンタルの料金を、清掃料やサービス料を含む「総額」で報告しています。この総額に含まれるのは、清掃料やサービス料までです。食事のような、部屋の外での出費は、入っていません。台所のある部屋と、ない部屋とでは、そこが違ってきます。
3108の台所には、Ali’i の掲載によると、2口のホットプレート、電子レンジ、小型冷蔵庫、炊飯器、トースター、コーヒーメーカー、ブレンダー、やかんがあります。食器と調理器具も、そろっています。泊まった方も、2022年と2024年に、台所の道具が充実していたと書いています。2019年には、IH対応の鍋がないという声があり、管理会社は、新しい鍋を追加すると答えています。
建物の1階には、おにぎりやプレートランチを出すカフェがあります。2025年3月には、1階のコーヒー店が良かった、という声もありました。
- 旅先で、一日三食を外で食べると、何回になるのでしょうか。4泊なら12回、1週間なら21回です。1回ごとに、料理の値段とチップがかかります。私が長期滞在で気づいたのは、この回数の重さでした。すべてを自炊にする必要はありません。外食と、持ち帰りと、部屋での食事を、混ぜられること。それが、台所の価値だと思っています。
- 持ち帰りだと、チップはどうなるのでしょうか。私がワイキキで長く滞在して気づいたのは、席に着いて食べるのと違い、持ち帰りには、チップが要らなかったことです。外食に比べて、出費を抑えられました。この単純な事実を、旅行の前に知っておくだけで、食事の組み立て方が、変わります。持ち帰った食事を、部屋で食べる旅も、あります。
- 2口のホットプレートで、何が作れるのでしょうか。掲載にあるのは、コンロではなく、2口のホットプレートです。焼く、炒める、といった料理が、中心になります。オーブンは、掲載にありません。ミニキッチンは、フルキッチンではありません。できることと、できないことを、旅の前に、知っておいてください。期待しすぎないことも、大切です。
- 台所があると、朝は、どう変わるのでしょうか。掲載の備品には、コーヒーメーカー、電子レンジ、トースターが並んでいます。旅の朝に、外へ出るか、部屋で済ませるかを、その日の体調や気分で選べます。「選べる」ということが、この手紙で言いたい、台所の価値です。毎朝、同じ形で、始めなくてよいのです。朝食を、旅の楽しみの一つに、加えられます。
- 消耗品は、ついているのでしょうか。掲載によると、消耗品は、最初の分だけです。長く滞在するなら、足りなくなる分は、ご自身で買い足すことになります。ハワイの旅の予算を、組むときに、忘れやすい点なので、書いておきます。着いた日に、必要な分を、買い出しする予定に入れておくと、慌てずに済みます。都合の悪いことも、書くのが、この手紙の約束です。
- ブログには、どんなことを書いてきたのでしょうか。「コロ吉大家の隠れ家」には、ワイキキのテイクアウトの店や、ハッピーアワーの店、ABCストアのデリの記事が並んでいます。書いた当時の値段や条件は、いまと違うことがあります。お店に行く前に、最新の情報を、確かめてください。私の記録は、答えではなく、手がかりとして、使ってください。
- 食事を部屋でとると、旅の楽しみが減るのでは、と思う方もいるでしょう。外食を、やめる必要は、ありません。ワイキキには、外で食べたい店が、たくさんあるはずです。私が言いたいのは、外食を減らすことではなく、外食を、選べるようにすることです。毎食が外食、という前提を、一度だけ、外してみませんか。旅の途中で、一日だけ部屋の夕食にする。そんな使い方でも、かまいません。
- ホテルの旅を、否定していることにならないでしょうか。なりません。ホテルの旅には、ホテルにしかない良さがあります。フロントに人がいて、迷わずに過ごせる。この手紙は、その良さを認めたうえで、もう一つの形を、紹介しているだけです。あなたの旅に合うほうを、選んでください。どちらを選んでも、旅は、旅です。ホテルの良さを、私は否定しません。
- 部屋で食べたあとの片付けは、誰がするのでしょうか。自分たちです。食器も、調理器具も、そろっていますが、洗うのは、旅の中の、小さな家事になります。これを、負担と感じる方もいれば、旅の一部と感じる方もいます。家事から離れたい旅なら、ホテルのほうが、合うかもしれません。正直に、書いておきます。その線引きを、旅の前に、決めておくと、迷いません。
- 建物の中で、食事ができる場所はあるのでしょうか。公式系の掲載には、1階に、おにぎりやプレートランチを出すカフェがある、とあります。2025年3月の声には、1階のコーヒー店が良かった、というものがありました。部屋で食事を組み立てる日があっても、階下に、外で食べる選択肢が、残っているということです。台所と外食は、どちらかを選ぶものでは、ありません。
常識をほどいたところで、次は、部屋を選ぶ物差しの話です。
部屋を選ぶ物差しを、一本足してみる

宿を、「一泊いくら」だけで比べると、見えなくなるものがあります。
私が調べたホテルの料金は、大人2名・1室の条件でした。一方、州の報告書は、バケーションレンタルには、ホテルの客室より大人数が泊まれる部屋が多い、と注記しています。3108は、最大4名です。同じ「一泊」でも、中身が違います。
私が宿を選ぶときの物差しは、五つです。何人で泊まるのか。台所は要るのか。窓から何が見えるのか。ビーチまで、どれくらい歩くのか。そして、困ったときに、誰に聞けるのか。
この五つで、3108号室を測ると、こうなります。ワイキキのパシフィックモナークの31階。スタジオで、最大4名。簡易キッチンつき。窓からは、海とダイヤモンドヘッドが見えます。ビーチまでは、約2ブロック。現地の管理は、Ali’i Beach Rentals が担っています。
もちろん、この物差しで測って、ホテルのほうが合う方もいます。フロントで荷物を預けたい。朝食を、席に着いて食べたい。それなら、ホテルが最適です。逆に、4人で一つの部屋で過ごし、台所で食事を組み立て、窓一面の海を眺めたい。その順番で選ぶ方には、この部屋が、いちばん合うと、私は考えています。
「一泊いくら」より、「何人で、どう過ごしたいか」。この順番で選び直すと、宿は、ぐっと選びやすくなります。私は、この物差しを、誰かに押しつけたいのではありません。ご自身の旅に合う物差しがあれば、それで測ってください。
この部屋を、私は、自分が泊まりたい部屋に、全部変えました。フル改装です。
きっかけは、購入したあと、はじめて自分ひとりで泊まったときです。古くて、汚れていた水回り。景色だけが、最高でした。貸すだけなら、直さずに出すこともできたかもしれません。けれど、私が決めた物差しは、「自分が泊まりたいかどうか」でした。だから、自分が泊まりたい部屋に、全部変えることにしたのです。貸す部屋を、まず、自分が客として泊まる目で見る。その基準は、いまも変わりません。
改装の工事は、2018年の夏前から11月まで続きました。工事をしてくれたのは、ハワイに移住された日本人の方でした。日本語で話せたので、意思疎通ができて、工事は、スムーズに済みました。
もうひとつ、手をかけたところがあります。この部屋には、大きな窓があります。それが、この部屋のいちばんの魅力です。だからこそ、窓の先のラナイ、つまりバルコニーのことを、考えないわけにはいきませんでした。小さな子供がラナイに出て、落ちたら一大事だ。当時、息子は、まだ1〜2歳でした。そう思って、特注で、大きな網戸を作りました。小さな子供のことを考えて付けたものです。
ただ、網戸があることを、安全のお約束にはできません。小さなお子さんとバルコニーに出るときは、大人がそばにいてください。
では、その物差しで、値段も見てみます。以下は、予約サイトに公開されていた料金で、2026年9月に、私が調べました。日程が変われば、料金も変わります。ホテルは、実名を伏せます。Booking.com で、大人2名・1室として調べた、税・手数料込みの総額です。3108は、Ali’i Beach Rentals の自社サイトの表示に、ハワイ州の宿泊税11%、ホノルル郡の宿泊税3%、GET(消費税にあたる税)4.712%を合わせた約18.7%を、私が足した推計です。2026年1月からの税率です。正確な総額は、予約画面の見積もりで確かめてください。
2026年11月10日から13日の3泊です。3108は、約932ドル(税別785ドル)。近くの大型ホテルの、いちばん安い部屋(シティビュー)は787ドルで、こちらのほうが安い結果でした。同じホテルの、海が見える部屋は、959〜1,015ドルです。もう一つ別の大型ホテルは、シティビューの最安でも、1,403ドルでした。
2026年12月28日から31日の3泊では、差が開きました。3108は、約1,442ドル(税別1,215ドル)。近くの大型ホテルの、最安の部屋が1,666ドル、海が見える部屋が1,968〜2,200ドル。別の大型ホテルは、シティビューの最安が2,406ドル、海が見える部屋は3,386ドルからでした。
2027年8月12日から15日の3泊は、3108が約1,155ドル(税別973ドル)でした。この日程は、私が確認した近くの大型ホテルの一つでは、2026年9月20日の時点で、Booking.com に、まだ料金が出ていませんでした。3108は、その日程の料金が、すでに表示されていました。
Ali’i のページには、同じ3泊を、VRBOとAirbnbで表示した場合の「from」の金額も、並んでいます。11月は、VRBOが887ドル、Airbnbが976ドル。年末年始は、1,370ドルと1,509ドル。お盆は、1,097ドルと1,209ドルでした。3108は、ほかの予約サイトにも載っていて、Ali’i の自社サイトの表示は、それより低くなっていました。ただし、表示の条件は、サイトごとに違う可能性があります。
ホテルの料金は、大人2名・1室のものです。3108は、最大4名まで泊まれます。ビーチまでの距離は、Booking.com では、約400mと表示されています。
- なぜ、物差しは五つなのでしょうか。何人で泊まるのか、台所、窓、ビーチまでの道、困ったときの連絡先。この五つは、旅の中で、宿が効いてくる場面です。朝、夜、窓辺、海へ向かう道、困ったとき。ホテルを選ぶときにも、使えます。「一泊いくら」は、この五つを見たあとで、見ればよいと、私は考えています。順番を入れ替えるだけで、見え方が変わります。
- 3泊約1,442ドルを、人数で割ると、いくらになるのでしょうか。4人で割れば、1人あたり約361ドルです。ただし、この数字だけを、ホテルの数字と並べないでください。人数と部屋数の条件が、旅ごとに違うからです。割り算の答えより、割る前の条件を、そろえること。それが、比べるときに、いちばん大切なことです。
- 大人2名・1室のホテルの料金と、最大4名の部屋の料金は、そのまま並べられるのでしょうか。並べると、条件が違います。だから、この手紙は、条件を書いたうえで、数字を出しました。条件を伏せて、数字だけを並べている文章には、ご注意ください。それは、この手紙にも、当てはまります。あなたの目で、条件を確かめてください。
- 11月は、ホテルの最安の部屋のほうが安かった、とわざわざ書いたのは、なぜでしょうか。書かなければ、あなたが、ご自身で調べたときに、この手紙への信用を、失うからです。安い部屋が、選ぶべき部屋とは限りません。海が見える部屋どうしで並べれば、959〜1,015ドルと、約932ドルでした。何を大事にするかで、答えは変わります。
- 年末年始の料金を、どう読めばよいのでしょうか。3108は、約1,442ドルでした。ホテルは、最安の部屋が1,666ドル、海が見える部屋が1,968〜2,200ドル、別のホテルは、海が見える部屋が3,386ドルからです。この日程では、差が開きました。ただし、これは、2026年9月に調べた、この3泊の数字だけです。日程が変われば、差も変わります。
- ビーチまで、どれくらい歩くのでしょうか。私の言葉は「約2ブロック」で、Booking.com の表示では、約400mです。歩く速さは人それぞれで、子供と一緒なら、また違います。地図アプリで、建物の場所を、ご自身で確かめてください。住所は、2427 Kuhio Ave, Honolulu です。ピンを立てて、周りの道を眺めるだけでも、印象は変わります。
- 「31階」は、何のための高さなのでしょうか。私にとっては、窓の外の景色のための高さです。同時に、エレベーターを使う階でもあります。建物は、2024年ごろから、外壁、屋上、ロビー、エレベーター、鍵、通信と、改修を続けています。公開されている貸し出しページのお知らせにも、その記載があります。最新の工事予定は、予約ページのお知らせで、確かめてください。
- 駐車場は、あるのでしょうか。Ali’i の掲載によると、館内に有料の駐車場があります。料金は、2026年6月に改定されています。駐車場の料金は、宿の料金とは、別に見積もる項目です。レンタカーを借りる予定の方は、そのことを、頭に置いておいてください。ビーチまでは、約2ブロックです。移動の手段は、旅の中身に合わせて、決めてください。
- 改装で、いちばん変わったのは、どこでしょうか。私が、はっきり言えるのは、水回りが古くて汚れていたので、全部変えたこと、そして、窓の先のラナイに、大きな網戸を特注したことです。ほかにどこを直したかを、全部並べることは、しません。並べるより、泊まった方の声で、確かめていただくほうが、確かだと思うからです。
- 大きな網戸は、何のために付けたのでしょうか。小さな子供のことを考えて、付けたものです。窓の先のラナイに、子供が出ることを、考えたからです。当時、息子は、まだ1〜2歳でした。網戸があることを、安全のお約束にはできません。ラナイに出るときは、大人がそばにいてください。私の思いと、ご家族の見守りは、別のものです。どちらも、必要だと思っています。
- エアコンは、どうなっているのでしょうか。掲載によると、窓型のエアコンと、天井ファンです。2024年7月には、エアコンが1日止まったものの、管理会社がすぐに交換した、という声があります。不具合そのものより、その後の対応が、どうだったか。泊まった方の声は、その両方を、書き残しています。原文は、Ali’i のページで読めます。
値段と人数の話は、ここまで。次は、この部屋で過ごす朝の話です。
泊まった朝に、起きること

朝、目を覚ますと、目線の先に海があります。
ベッドに寝転んだまま、ダイヤモンドヘッドと海が見えます。一面が窓になっている部屋なので、目を覚ました瞬間から、部屋が広く感じられます。私は、この開放的な気分が、この部屋のいちばんの良さだと思っています。寝転んだ目線の先に海がある。その景色は、朝だけのものではありません。日中も、夕方も、ベッドの上から、同じ海が見えます。
朝食は、部屋でも、外でもかまいません。ミニキッチンで、コーヒーを淹れてもいい。1階のカフェまで、降りてもいい。決めるのは、その日の、自分たちです。
日中は、海です。ビーチまでは、約2ブロック。サンダルで出かけて、戻ってきたら、窓の外に、さっきまでいた海が見えます。
夕方は、街で買ってきたものを、部屋で食べます。ドン・キホーテで買った肉を焼く夜があってもいいし、持ち帰りの箱を開ける夜があってもいい。その間、窓の外は、少しずつ暗くなっていきます。バルコニーを開ければ、街の音が入ってきます。パトカーのサイレンが、遠くで鳴ることもあります。けれど、街で騒ぐ人の声は、私は、気になりませんでした。
「宿に泊まる」というより、「ワイキキに、自分たちの部屋を持つ」。そういう数日になります。4人の旅なら、大人が窓辺で、子供がソファベッドの上で、それぞれ同じ海を見ている。そんな光景も、あるかもしれません。
家族3人で、この部屋に泊まったことがあります。2018年から2019年にかけて、3回です。
改装を終えたあと、この部屋には、コロナの時期は行けませんでしたが、これまでに10回以上泊まっています。一人で泊まったこともあれば、家族3人で泊まったこともあります。どちらのときも、変わらなかったのは、部屋に入って、窓の前に立ったときの気持ちです。一面が、全部窓です。壁の代わりに、海とダイヤモンドヘッドが広がっています。すごく開放的な気分になります。
思い返せば、はじめてひとりで泊まったときも、そうでした。あのときは、部屋が汚れていました。それでも、景色は最高だと思いました。汚れを取り除いて、水回りを新しくすれば、あのとき感じた景色の良さが、そのまま、部屋の良さになる。私が「自分が泊まりたい部屋」と言うとき、思っているのは、そういう部屋のことです。
そして、街の音です。この部屋は、もともと賑やかな場所にあります。バルコニーの近くにいれば、パトカーのサイレンなどは聞こえます。けれど、街で騒ぐ人の声のようなものは、私には、気になりませんでした。
2018年、改装の前の部屋にも、古びたベッドが置いてありました。そのベッドに寝転んだときにも、目線の先に、海が見えました。工事の確認で長く滞在した日には、ミニキッチンで、肉を焼いて食べました。窓の外を眺める、というより、窓の中で暮らす、という感覚に、近かったと思います。
泊まった方の声を、もう少し紹介します。私が言い換えてまとめたもので、原文は、Ali’i のページで読めます。
広さについて。2019年8月には、大人2人と10代の子供2人の4人家族が、十分だったと書いています。2023年9月には、年に2回ワイキキを訪れるという方が、同じくらいの価格帯のほかの部屋より、広くて快適だったと書きました。
音について。2022年1月の声は、街の音は聞こえるが、隣の部屋の音は聞こえなかった、というものです。2023年9月には、バルコニーを開けたままでも、ほかの高さの部屋より、音が気にならなかったという声があります。一方、2023年2月には、2月は高層階なので風の音が大きく、下の車の音も少し聞こえた、という声がありました。2021年5月には、夜に下から大声が聞こえた、と書いた方もいます。ワイキキの真ん中ですから、音がまったく無いわけではありません。
眺めについて。2019年3月には、ホノルルフェスティバルの花火を、31階のバルコニーから見られた、という声があります。ベッドから海が見えることを挙げた声は、2019年から2025年まで、何度も出てきます。
管理について。2024年7月に、エアコンが1日止まったとき、管理会社がすぐに交換した、という記録があります。2023年4月には、夜遅い入館で、カードキーが効かず、スタッフに開けてもらった、という声もあります。
- 目覚めたとき、最初に何が見えるのでしょうか。私の場合は、ベッドに寝転ぶと、目線の先に、海があります。一面が窓の部屋なので、部屋そのものが、広く感じられます。あなたの旅の朝は、何が見えたら、うれしいでしょうか。目覚めて、最初に目に入るものを、旅の前に、一度、思い浮かべてみてください。宿を選ぶ、ひとつの手がかりになります。
- 窓を開けたとき、何が聞こえるのでしょうか。私の答えは、パトカーのサイレンなどは聞こえるが、街で騒ぐ人の声は、気にならなかった、というものです。2023年2月には、風の音が大きく、下の車の音も少し聞こえた、という声もありました。私が聞いたのは、私の滞在の範囲だけです。ほかの日は、違うかもしれません。旅の前に、その可能性を、頭に置いておいてください。
- バルコニーに出ると、何が見えるのでしょうか。掲載には、海、ダイヤモンドヘッド、街、山、とあります。2019年3月の声には、ホノルルフェスティバルの花火を、31階のバルコニーから見られた、とあります。花火は、いつもあるものではありません。それでも、高い階の、外の空気を、旅の中に入れることは、できます。
- 朝のコーヒーは、どこで飲むのでしょうか。部屋で淹れるか、1階のカフェまで降りるか。2023年2月の声には、最初の朝のコーヒーがなかった、というものがあります。消耗品は最初の分だけ、という掲載の記述と合わせて、考えてください。最初の朝の分は、着いた日に、買い足しておくと、安心です。小さな準備で、朝は、大きく変わります。
- 海に行くとき、何を持っていくのでしょうか。掲載の備品には、ビーチタオルと、ビーチチェアがあります。ビーチまでは、約2ブロックです。手ぶらに近い形で、海へ向かえます。戻ってきたら、バスタブのある浴室で、体を流せます。海と部屋の行き来が、短いほど、旅の一日は、身軽になります。行き来の短さも、宿を選ぶ物差しです。
- 雨の日は、どう過ごすのでしょうか。66インチのテレビと、Wi-Fiが、掲載にあります。台所で、何か作る日にしてもいい。窓の外の雨と海を、ベッドから眺める日にしてもいい。旅の日程には、天気の悪い日が、混じることもあります。そんな日の宿は、寝るだけの場所より、居られる場所のほうが、よいと思います。あくまで、私の考えです。
- お子さんと過ごす場面を想像するとき、何が気になるでしょうか。大きな窓と、窓の先のラナイです。私が、網戸を特注したのも、その場面を考えたからです。網戸が、安全をお約束するものではないことは、すでにお伝えしました。お子さんと過ごす旅なら、ラナイの使い方を、旅の前に、ご家族で決めておくとよいと思います。決めた内容を、お子さんにも伝えておいてください。
- 荷物は、どこに広げるのでしょうか。スタジオの一つの空間に、ベッドと、ソファベッドと、食卓があります。掲載では、キッチンのアイランドにベンチ席があり、食卓には、椅子が3脚です。置き場所は、人数と荷物の量で、決めることになります。4人で泊まった方は、十分だった、と書いています(2019年8月)。ただ、感じ方は、人によって違います。
- 屋上プールは、使えるのでしょうか。公式サイトなどでは、屋上プール、ジャクジー、バーベキューエリアがある、と紹介されています。ホテル側は、ワイキキで最も高い屋上プールだと、うたっています。建物は、外壁、屋上、ロビー、エレベーター、鍵、通信と、改修を続けています。最新の工事予定は、予約ページのお知らせで、確かめてください。
- 風の音は、どのくらいなのでしょうか。2023年2月の声に、高層階なので、風の音が大きかった、とあります。窓の外の風は、高さの、もう一つの側面です。私が確かめたのは、街の音についてだけです。風の音について、私の体験談は、ありません。2月だけの話なのか、ほかの月にも当てはまるのかも、私には、言えません。
あとは、確かめる方法を、お伝えするだけです。
手に入るものを、改めてまとめます。
- ホテルのほかに、もう一つの宿の選び方がある、と知ること。
- 「使ったことがない」の中に隠れていた三つの心配を、順に確かめられること。
- ホテルとは別に、バケーションレンタルが統計になる規模で存在する、という州の報告書(2026年2月)の数字。
- 泊まった方の声を、良い声も、そうでない声も、言い換えた形で読めること。
- 購入後にはじめて一人で泊まったときの、古くて汚れていた水回りと、最高だった景色。良い面も悪い面も、両方お伝えしたこと。
- 自分が泊まりたい部屋に全部変えた、フル改装の部屋であること。
- 一面が窓の部屋で、ベッドに寝転ぶと、目線の先に海があること。
- 外食と、持ち帰りと、部屋での食事を選べるミニキッチン。長期滞在で気づいた、チップの話も含めて。
- ビーチまで、約2ブロックであること。
- サイレンなどは聞こえるが、街で騒ぐ人の声は気にならなかった、という私の体験。音についての、泊まった方の良い声と、そうでない声。
- 広さは、4人家族が十分だったという声で確かめられること。
- 「一泊いくら」の前に見る、五つの物差し。何人で泊まるか、台所、窓、ビーチまでの道、困ったときに誰に聞けるか。
- 2026年9月に調べた公開料金を、人数と部屋数の条件つきで、並べたこと。11月はホテルの最安の部屋のほうが安く、年末年始は3108のほうが安い結果でした。
- 現地の管理は、Ali’i Beach Rentals が担っていること。
- ご自身の日程で、3108のページに日程を入れて、予約する。手紙がお願いしている行動は、この一つだけです。
確かめる方法は、ひとつだけです

確かめる方法は、ひとつだけです。Ali’i Beach Rentals の3108号室のページを開いて、旅の日程を入れて、予約する。それだけです。
ページは、こちらです。 Ali’i Beach Rentals の3108号室のページ
日程を入れて、予約画面に進むと、その日程での見積もりが表示されます。料金は、日程によって変わります。だから、この手紙では、金額をお約束していません。表示された内容に納得されたら、そのまま、予約に進んでください。
新しい話は、ここでは足しません。写真と実物の心配は、私の体験と、泊まった方の声で、お伝えしました。窮屈さの心配は、4人家族が十分だったという声で、音の心配は、サイレンなどは聞こえるが、街の騒ぎ声は気にならなかったという私の体験と、泊まった方の声で、お伝えしました。ホテルとの比べ方は、料金の表で、お伝えしました。残るのは、ご自身の日程を入れて、予約に進むことだけです。
ホテルに決めている方は、それでかまいません。少しでも気になっているなら、日程を入れて、予約に進んでください。
2018年、日本で紹介業者を通して部屋を選んだときも、私は、最初の一歩を、人に手伝ってもらいました。
日本の担当の方と、現地の日本人スタッフの方。この二人を通じて、私は、ワイキキの物件にたどり着きました。海外の物件です。国も、制度も、言葉も違います。それでも、あまり困ることがなかったのは、日本語で相談できる人が、日本と現地の両方にいたからです。初めての海外の物件でも、ひとつずつ、人に確かめながら進めれば、進めました。あなたの場合、その手がかりは、予約画面に出る見積もりです。
その後、2018年の夏前から11月まで続いた改装の工事を頼んだのも、ハワイに移住された日本人の方でした。意思疎通ができて、工事は、スムーズに済みました。私は、ハワイで、日本人のコミュニティに、うまく助けてもらったのだと思います。
それから、2018年からの記録があります。泊まるたびに、街の食事や、滞在で気づいたことを、ブログに書き留めてきました。分からないことを、そのままにせず、ひとつずつ確かめて、書き残す。それが、私のやり方です。
今回、あなたにお願いしているのも、その最初のひとつです。大きな決断ではありません。日程を入れて、予約する。それだけです。
最後に、ここまでにお伝えした数字を、もう一度並べます。新しい数字は、ありません。
3108の料金は、日程で変わります。2026年11月10日から13日の3泊は、約932ドル。2026年12月28日から31日の3泊は、約1,442ドル。2027年8月12日から15日の3泊は、約1,155ドルです。いずれも、税込みの推計で、同じ3泊でも、日程で、これだけ違います。だから、この手紙では、金額をお約束していません。
11月は、近くの大型ホテルの最安の部屋のほうが安い結果でした。年末年始は、3108のほうが安い結果でした。どちらが安いかは、日程によって入れ替わります。ですから、ご自身の日程を入れて、予約に進むのが、いちばん確実です。
泊まった方の声は、30件前後で、ほとんどが5点満点でした。3点をつけた方は、部屋と建物の古さや、夜の大声を書いています。4人家族が十分だったという声も、音が聞こえたという声も、あります。良い声も、そうでない声も、先にお伝えしたのは、日程を入れて予約に進む前に、知っておいていただきたかったからです。
料金の数字も、泊まった方の声も、この手紙が示せるのは、ここまでです。ここから先は、ご自身の日程を入れて、予約に進んでください。
- 日程は、どこに入れればよいのでしょうか。Ali’i Beach Rentals の、3108号室のページです。この手紙の中のリンクから、そのページに入れます。日程を入れて、予約に進んでください。この手紙が、あなたにお願いしている行動は、この一つだけです。ほかの手順は、ページの案内に、従ってください。
- 人数は、何人で入れればよいのでしょうか。実際に泊まる人数を、入れてください。3108は、最大4名です。人数を入れてから見る見積もりが、あなたの旅の、本当の数字です。この手紙の数字は、目安として、読んでください。人数が変われば、答えも変わるからです。一番新しい数字は、あなたが見る画面のものです。人数は、日程と一緒に、見直してください。
- 予約画面に進むと、何が表示されるのでしょうか。その日程の見積もりです。料金の箇所に書いたとおり、正確な総額は、予約画面の見積もりに出ます。この手紙の数字は、2026年9月に私が調べたものです。あなたの日程を入れたときに出る数字が、その日程の、確かな数字です。手紙に出てくる料金は、3つの日程のものだけです。ご自身の旅の日程は、それとは違うかもしれません。
- 料金を、この手紙で約束しないのは、なぜでしょうか。日程で変わるからです。11月、年末年始、お盆で、大きく違いました。約束できない数字を、約束するより、あなたの日程を入れて、予約に進んでいただくほうが、誠実だと考えています。手紙の数字は、その手前の、手がかりです。ご自身の日程での数字は、予約画面に日程を入れて、はじめて分かります。
- 予約に進む前に、入れる条件は何でしょうか。日程と、人数です。3108は最大4名で、手紙に書いたホテルの数字は、大人2名・1室の条件でした。人数の条件が違う、という点だけは、頭に置いて、予約に進んでください。条件をそろえることは、料金の箇所で、すでにお伝えしました。その条件は、料金の箇所に、すべて書いてあります。
- 一つの行動に絞る、とは、どういうことでしょうか。迷う材料を、これ以上、増やさない、ということです。この手紙は、ホテルの一覧と、あなたの旅のあいだに、もう一つの選択肢を、置きました。あとは、あなたの日程で、その選択肢が成り立つかどうか、それだけです。日程を入れて、予約に進めば、その答えが出ます。ほかの行動は、お願いしていません。
- 予約のページは、どこにあるのでしょうか。この手紙の中に、リンクがあります。Ali’i Beach Rentals の、3108号室のページです。そこから入って、日程を入れて、予約に進んでください。ほかの場所を、探し回る必要は、ありません。入り口は、ひとつだけです。旅の日程が決まっている方は、その日程を、そのまま入れてください。
- ホテルに決める場合、この手紙は、無駄だったのでしょうか。私は、そう思いません。宿の選び方が、一本増えた状態で、ホテルを選ぶことになるからです。「もう一つの選択肢を、知ったうえで、ホテルにした」。その一言が言えれば、旅の準備は、それだけ確かなものになります。どちらを選んでも、あなたの旅です。知ったうえで選ぶ旅は、知らずに選んだ旅と、どこか違います。
- 私は、あなたの旅に、何を約束できるのでしょうか。景色、音、広さ、料金。これらについて、私が約束しているのは、手紙に書いた範囲の、事実だけです。音や、網戸や、金額について、大きな約束は、しません。約束できることだけを書いた、この手紙を、そのまま、あなたにお渡しします。写真のことも、音のことも、広さのことも、良い声と、そうでない声を、そのまま書きました。
- ホテルの画面に戻る前に、何を、すればよいのでしょうか。3108の予約ページで、日程を入れて、予約に進むことです。それだけです。それで、あなたの旅の候補に、ホテルのほかに、もう一つが加わります。加えるかどうかを決めるのは、あなたです。私は、その一歩を、ここでお待ちしています。その一歩の入り口は、この手紙の中の、リンクです。
日程を入れる、その最初のひとつを、お待ちしています。
追伸

息子が産まれることになり、日本だけでなく海外にも会社を持とうと思いました。日本でしている賃貸の延長で、旅行者に貸すバケーションレンタルを、ハワイで始めようと思ったのです。紹介業者の日本の担当の方と、現地の日本人スタッフの方に助けてもらい、あまり困ることはありませんでした。ハワイでたまたま見つけた高層階の部屋は、建物が古く、水回りが汚れていました。それを、自分が泊まりたい部屋に全部変えて、コロナの時期は行けませんでしたが、これまでに10回以上泊まっています。この部屋を世に出す思いは、ひとつです。
貴重な時間やお金をただ漠然と使うのではなく、大切な家族や友人と無駄なくお得に一生物の思い出を作ってほしい。
そして、この部屋を通して、ハワイで「暮らすように泊まる」旅を広めたい。日本の家族に、ハワイをもっと身近にしたい。息子の代まで続く仕事にしたい。
3108の扉をあけて、暮らすように泊まる体験を